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自己理解への誘い

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  JR・半蔵門線

  錦糸町駅南口 徒歩4分

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トラウマ(トラウマ専門コース)について

 

トラウマとは、怖かった経験がこころの傷となっていることを指します。それによって、様々な症状を引き起こしてしまうことがあります。

 

その中でもPTSD(心的外傷後ストレス障害)といわれるものは、命の危険を感じたり、自分ではどうしようもない圧倒的な強い力に支配されたりといった、強い恐怖感を伴う経験をした人に起きやすい症状です。

 

具体的症状としては、事件や事故といった、忘れたつもりでいた記憶でも、ふとした時に、つらい体験の時に味わった感情がよみがえることがあります。また、それにより、苦痛、怒り、哀しみ、無力感などが、複雑な感情となって現れることもあります。

 

また、常に脳が警戒しているような状態にある為、常にイライラしたり、ささいなことで驚きやすい、警戒心が過剰に強く、ぐっすり眠れない等の過敏な状態が続いたりします。また、その辛い記憶を思い出すような場所や場面を回避するようになり、生活の幅が狭まったりすることがあります。

 

時には、辛い記憶で苦しむのを止めるために、カラダが自然に感情をシャットアウトするようなこともおきます。つまり、感情や感覚を麻痺させてしまうのです。それによって、愛情や優しさなども感じられなくなり、周囲の人との関係にも影響を与えることもあります。

 

SRでは、特にトラウマ・ケアに力をいれています。このような状態にある方に対して、従来のトラウマ・ケアとして実証されているEMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)やTFT(思考場療法)、そして、世界的に見ても新しいBrainspotting(ブレインスポッティング)という心理療法を使用して、トラウマのケアを行い、セルフケアについてもアドバイスしていきます。

各専門コースにまつわる症状とケアの方針の紹介

それぞれ症状を読んで、コースを選択してください。

パニック障害(パニック障害コース)について

 

パニック障害は、不安障害の一つです。不安とは対象がハッキリとしない漠然とした恐れの感情で、誰でも経験するものです。しかし、理由がないのに、あるいは理由があってもそれと見合わない不安が繰り返し起き、いつまでも続いたりするのが病的な不安と言えます。

 

パニック障害の症状は、パニック発作 、予期不安 、広場恐怖が3大症状です。

特に、パニック発作と予期しないパニック発作がパニック障害の必須症状といえます。

 

予期不安や、広場恐怖はパニックによって生じた二次的な不安症状といえます。そして症状のみならず広場恐怖によって生活の幅が狭まり、家族と旅行に出かけられない、近所に出られないなど、自分の生活が苦しくなることもあります。

 

パニック障害では「また発作が起こるのではないか」という心配が続くことが多く、これを「予期不安」といいます。当初の予期しないパニック発作が「また、いつ起こるのか?」という予期不安が、症状を悪化させて行き、一人での外出を回避する症状や、抑うつ状態が慢性化していきます。

 

それゆえ、その悪循環を断ち切るために、心理療法で不安症状を軽減し、パニックによって死ぬことはないということを理解していくことが重要だと言えます。

 

従来、パニック障害の心理療法として、暴露などが使用されてきましたが、時間と負担がかかるので、SRでは、最新の心理療法を使用して、短時間で苦痛をなるべく少なく不安症状を軽減、また、セルフコントロールする方法を身に付けてもらい、自分の考え方を変えていく治療をめざしています。

境界性パーソナリティ障害(BPD)(BPD専門コース)

 

境界性パーソナリティ障害(Borderline Personality Disorder)とは、パーソナリティ障害の一つで、BPD、ボーダーライン、ボーダーなどと呼ばれることもあります。

 

パーソナリティ障害とは、その人の属する文化や社会の基準から著しく偏っていると思われる行動・思考パターンが見られたり、個人・社会・対人関係上の持続的な行動パターンが不適応的で、その本人が著しい苦痛を感じていたり、機能の障害をもたらしている場合に診断されるものです。

 

すべてのパーソナリティ障害に共通する特徴として、思春期以前の発達期から、遅くとも成人期早期には、その徴候が認められること。認知、感情、衝動コントロール、対人関係といった領域に困難があり、家庭や職場など広い場面で困難が見受けられます。

 

境界性パーソナリティ障害(BPD)は、特に対人関係や感情の不安定さ、衝動行為が特徴的なパーソナリティ障害です。例えば、最初は相手のことを非常に素晴らしい人だと絶賛していたのに、急に何かのきっかけで最低な人間だと嫌うようになったり(理想化と脱価値化)、大切な人からの愛情を信じることができず、いつも見捨てられるのではないかという強い不安から、すぐに裏切られたと思って相手を攻撃したり、愛情を試すような行動を取ったりします。

 

自分自身のことについても、不安定な感覚を持っていて、心にぽっかり穴が開いたような空虚感や、自己否定感が強いことが見受けられます。自分自身に嫌悪感を感じてたり、自分の存在に価値がないと思っていることが多く、自傷行為やうつ症状、摂食障害、アルコール/買い物/セックス依存などが同時に見られることもあります。

 

こうした背景には、少なくとも主観的には養育者(親など)からの十分な愛情・養育が受けられなかったと感じている場合が多く、事実、安心感・安全感を十分に感じることができない環境で育ったと思われるケースが多く見られます。

 

安心感が十分得られない環境では、何とか生き延びるために、子供なりに様々な対処を試みます。養育者から愛されるために、自分の不快な感情を切り離したり、麻痺させたり、記憶ごとなかったことにして忘れたりします。その結果、大人になり、少し安心できる環境になったときに、今まで後ろに追いやられ、蓋をしてきた不快な感情が何かのきっかけでフラッシュバックし、怒りの感情を爆発させることがあります。この状態になってしまうと、自分をコントロールすることは非常に難しく、これを「解離している状態」といいます。

 

傷ついたときに親から十分な感情的なケア(共感してもらう、慰めてもらうなど)がなく、自分の感情をどのようにコントロールして良いかわからないことで、些細なことでも被害的に受け取って攻撃的になったり、気分が落ち込み、自殺したいと思ったりします。このように両極端に揺れ動く感情や考え方のために、BPDは本人だけでなく、周囲の人々も困ってご相談に来られることが多いのも特徴です。

 

シーディング・リソースでは、自我状態療法やホログラフィートークといった療法で、過去の傷ついた自分を癒し、解放することを通して本来その人の持っている可能性が十分発揮されるよう治療を行っていきます。また、必要に応じて、ブレインスポッティングやEMDRでトラウマ記憶を処理し、安心感・安全感が心の中に定着し、感情のコントロールができるような治療を行っていきます。

 

※ ご状況によって、まずは気分を安定させるために、お薬を飲みながらの治療をおすすめすることがあります。

 

境界性パーソナリティ障害の治療には時間がかかることが多く、その過程で挫折しそうになることもあると思いますが、大きく揺れる波を何度も経験しながら少しずつ良くなっていきますので、諦めずに克服していきましょう。

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